Gifted以外の教育オプション@アメリカ

Slightly gifted なガリ勉タイプの息子。探すと色々な「例外」が豊富なアメリカの教育色オプションについて調べた事をシェア出来たらと思っています。

中学以降の公文の使い方

息子が公文を始めて、2か月ぐらい経ちました。一時は一日7枚ペースでやっていたのですが、いつの間にか2-3枚になったり5枚になったりしてちょぼちょぼ進めています。Jというレベルから初めて、Jの70ぐらいまで行った所でしょうか、そこで、一気にまたJ6あたりに戻るようなプリントが宿題に入っていました。

公文のJレベルは計算問題ではないので、理解していれば「間違えない」ようになっています。ケアレスミスがあったとしても、小学校の算数のような膨大な計算をする為についつい間違えてしまった、という事は起こり辛いです。だから息子もずーっとJというレベルのプリントは、ずーっと満点でやってきました。なのに、いきなりの公文ならではの

「戻り。繰り返し」用のプリントが入っており、「これは時間の無駄だ」と思い、先生に相談というか抗議のメールを書きました。

 

公文において繰り返し何度もやる事が重要なのは分かるけれども、復習で既に分かっている部分を何度もやる意味が分からない。もしこれが公文メソッドであるというなら、公文の数学は息子のニーズにあってないと思う。どんどん先のプリントを下さい。もしそれがダメならば公文を辞めます」と。

 

結果、私の希望はすんなり通り、息子の方は「繰り返しなし」で、毎回新しいプリントを貰うようになりました。結局、テストもせずにJからKに行きました。でも、Kをやり始めてからしばらくして「Jテストもやりましょう」と言われ、やってみたら、あんまり結果はよく無かったです。時間が無かったようで、一部複雑な因数分解辺りは手つかずのまま。点数はどんなもんか忘れましたが、恐らく普通にいったら「次のレベルにはいけない」点数だったのではと思います。息子の行っている公文の先生は決して愛想がよく優しいタイプではありません。むしろ逆なタイプで、威圧的で失礼な程です。でも、かなり生徒というか親の要望を聞いてくれます。Jテストが終わった後、先生は私に結果を見せて「どうします?」と聞くので、テスト結果はそこまで良くなかったものの、「このままKレベル続行でお願いします」と言ったら「Okay」と軽く承諾されました。

 

息子がどーして、Jレベルに満点レベルで回答できなかったのか疑問は残るのですが(だって、日々のプリントは満点)、こんな感じで「先へ先へ」と進ませてくれる事で、この公文センターにはとても感謝しています。公文は繰り返しなしでも1レベル200枚のプリントで「既に相当結構しつこい」と思います。だから、ある程度の年齢が上の子、小学校算数以降は「繰り返しのメリット」が少なくなるような気がします。6歳ぐらいでJレベルをやるならば「体が記憶する」為にも「しつこい繰り返し」は意味があると思いますが、ある程度の年齢の子、比較的学力の高い子はここまでの繰り返しは必要ないし時間の無駄だと思います。

 

また、息子の場合は既にAlgebra 1も2も履修しているので、公文でのJレベルやKレベルは恐らく「復習」にあたります。今後学校のテストで答案をきちっと書く事は恐らくないと思うので、このレベルの公文はSATとかACTの数学の為及び、忘れない為、にやっている程度なので、SATやACTの数学でいい点を取れるのであればいいや、と思います。公文的に理想な結果を出せなくても、アメリカの数学レベルでは十分以上に復習として役立っていると思います。

 

もう直ぐ息子の通っているGATEの数学プログラムが始まります。当初は夏だけ公文の数学をやる予定でしたが、「公文でしつこい程じーっくりと復習」だけをした形になり、なんとなく「勿体ない。まだ公文のメリットを活かせてない」気がするので続ける事にしました。「分かっている」という事が分かったけれど、夏休みをまるまる「丁寧に復習」に費やしたのも、なんとなく時間の無駄でもったいなかったな~。こんなに理解しているのであれば、公文で予習をすればよかった、とも思いました。(公文を始める前に息子のAdvancedな数学ぶりを話したら、センターの先生に、どうしたいか聞かれ、予習で先の事をやるというチョイスも与えられましたが、私は復習重視を選びました。)

 

色々と調べると公文は微分積分を学ぶ事を目指しているというので、そこをやらずに辞めちゃうのは勿体ないかも、という事で、このまま繰り返しなしで先まで行かせて貰えるのであれば、是非最後のレベルまでやろう、と思いました。この間先生と個人面談がありましたが、今の進捗で行くと、息子は1年ぐらいで数学の方は全てのレベルを終えるようになります。先も見えてる事だし、このまま頑張って続けさせようかと思います。